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解明されない世界の謎。バミューダトライアングルの真実とは?

バミューダトライアングルの謎について、興味をお持ちですか?

バミューダトライアングルとは?

バミューダトライアングルは、北大西洋に存在するとされる一帯で、フロリダ州のマイアミ、バミューダ諸島プエルトリコを結ぶ想像上の三角形の範囲を指します。このエリアは、多くの船舶や航空機が謎の失踪を遂げたとされ、超自然的な現象、時間の歪み、エイリアンや失われた大陸アトランティスの技術など、様々な推測を生んでいます。

 

バミューダトライアングル(Bermuda Triangle)は、フロリダ半島の先端と、大西洋にあるプエルトリコバミューダ諸島を結んだ三角形の海域。古くより船や飛行機、もしくは、その乗務員のみが跡かたなく消える事故が多発。科学的に解明できないことで、オカルト、超常現象ネタとして扱われることが多かった。この伝説に基づいて、多くのフィクション小説、映画、漫画などが製作されている。(Wikipedia)

 

科学的な説明としては、この地域での失踪や事故について、強力な海流、突発的な嵐、磁場の異常など自然現象が原因であるとする説があります。また、この地域は航空機や船舶の交通が非常に密集しており、事故が起こりやすい環境にあるため、統計的に見ても失踪や事故の数が多くなると指摘されています。

 

バミューダトライアングルに関するミステリアスな話は、多くの場合、都市伝説や陰謀論の範囲に留まり、科学的根拠に基づくものではないと考えられています。それにもかかわらず、バミューダトライアングルの謎は、人々の想像力を掻き立てる未解明の謎として、今もなお人気のあるトピックです。

バミューダトライアングルの事件

バミューダトライアングルで起きたとされる事故には、船舶や航空機の失踪が含まれます。これらの事故の中には、数十年にわたって様々な憶測を呼んでいるものもあります。以下に、特に有名ないくつかの事例を紹介します。

1.フライト19(1945年)

1945年12月5日、アメリカ海軍の5機のTBMアベンジャー雷撃機(フライト19)が、フロリダ州フォートローダーデールから訓練飛行に出発後、消息を絶ちました。操縦していた経験豊富なパイロットたちは、方向感覚を失ったとの通信を残しています。捜索にあたった救難機もまた失踪し、これらの航空機や乗組員は見つかっていません。

2.USSサイクロプス(1918年)

1918年3月、アメリカ海軍の補給艦USSサイクロプスが、バルバドスを出航後、バージニア州ボルチモアに向かう途中で失踪しました。船と乗組員309人の行方は一切分かっておらず、当時から多くの憶測を呼んでいます。

3.スターダスト(1947年)

1947年8月、英国南アメリカ航空(BSAA)の航空機スターダストが、アルゼンチンからチリへの飛行中にアンデス山脈で消息を絶ちました。50年以上経った後、機体の一部が発見されましたが、この事故の原因については様々な憶測があります。

4.マリーチェレステ号(1872年)

1872年12月、アメリカの帆船マリーチェレステ号が、大西洋を航行中に乗組員が一人もいない状態で発見されました。船は無事で、乗組員の個人用品や貨物もそのままの状態で残されていましたが、その後の乗組員の行方は不明です。

 

これらの事故は、バミューダトライアングルの謎を象徴する事件として広く知られています。しかし、それぞれの事故には、当時の技術的な限界や自然現象、人為的なミスなど、さまざまな説明が可能です。それでもなお、これらの事故は人々の想像力を掻き立て、バミューダトライアングルの神秘的な伝説を育て続けています。

 

バミューダトライアングルの謎を追った人々

バミューダトライアングルの謎を研究している有名な人物には、以下のような研究者や著者がいます。

チャールズ・ベルリッツ(Charles Berlitz

 バミューダトライアングルに関する最も有名な本の一つである「バミューダトライアングル」の著者。バーリッツはこの地域で発生した謎の失踪や事故についての多くの説を提供し、広く一般にこのトピックについての興味をかき立てました。

ja.wikipedia.org

ヴィンセント・ギャディス(Vincent Gaddis)

ギャディスは「バミューダトライアングル」という用語を広めた人物とされています。彼は1964年の雑誌「アーゴシー」で「The Deadly Bermuda Triangle」という記事を発表し、この地域での多くの不可解な失踪について述べました。

en.wikipedia.org

ラリー・クシュ (Larry Kusche)

クシュはベルリッツとギャディスの主張に懐疑的で、自身の研究を通じて多くの「失踪」が実際には誇張されたり、誤報されたりしていることを示しました。彼の著書「The Bermuda Triangle Mystery: Solved」は、バミューダトライアングルの伝説に対する批判的な見解を提供します。

en.wikipedia.org

これらの人物は、バミューダトライアングルの謎に対する公衆の関心を高め、科学的な調査や懐疑論的な見解の両方を促進する上で重要な役割を果たしました。彼らの研究や著作は、この地域の不可解な現象に対するさまざまな説明を提供しています。

バミューダトライアングルの真実

バミューダトライアングルに関連する多くの失踪や事故について、科学的な説明を試みる研究や理論が存在します。これらの説明は、超自然的な要因ではなく、自然現象や人間の誤解が原因であると指摘しています。以下に、バミューダトライアングルの謎を解明するために提案されているいくつかの科学的な説を紹介します。

1.メタンハイドレート

海底からメタンガスが大量に放出されることがあるとされています。このメタンガスが水面に達した際には、水の密度を下げ、船舶が浮力を失って沈む原因になる可能性があります。また、大気中に放出されたメタンガスが航空機のエンジンに影響を与え、事故を引き起こす可能性も指摘されています。

 

2.自然現象による説明

バミューダトライアングルの地域は、突発的な嵐や強い海流が頻繁に発生することで知られています。これらの自然現象が、船舶や航空機の失踪や事故の原因となっている可能性があります。

 

3.磁場の異常説

地球の磁場は場所によって異なり、バミューダトライアングルの一部の地域では、磁場の異常が航法装置を狂わせ、航路から外れさせる原因になっているという説があります。

 

4.人為的ミスや技術的な問題

人間の誤解や誤操作、機械の故障など、人為的な要因や技術的な問題が、失踪や事故の背後にあると考えられています。この地域は交通量が多いため、統計的に見ても事故が多く発生する可能性が高いです。

 

これらの科学的な説明は、バミューダトライアングルにまつわる謎や事故を合理的に解明しようとする試みです。しかし、これらの説明がすべての事件を完全に説明しているわけではなく、未解明の事例も残っています。それにもかかわらず、超自然的な要因よりも自然現象や人為的な問題を原因とする説明が、科学的アプローチとしては一般的に受け入れられています。

まとめ

いかがでしたか?

バミューダトライアングルは、多くの失踪事件や不可解な現象が報告されている、大西洋の一角に位置する地域です。チャールズ・バーリッツ、ヴィンセント・ギャディス、ラリー・クシュといった研究者や著者たちは、この地域の謎に光を当て、科学的な調査や批判的な視点からそれを探究してきました。彼らの研究は、バミューダトライアングルに対する公衆の関心を引きつけ、その謎をめぐる議論を深めるきっかけとなりました。しかし、今日に至るまで、バミューダトライアングルの謎は完全には解明されていません。この地域の不思議な現象については、自然現象、人的要因、あるいは他の未解明の要因によるものなのか、さらなる研究が待たれています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、よい一日を!